水回り修理「950円~」のはずが…数十万円の高額請求に!-水回り修理、解錠、害虫駆除などの緊急対応で事業者とトラブルにならないためには?-
相談事例
トイレ修理で「390円から」のネット広告をみて依頼したら55万円の請求を受けた
夜に自宅マンションのトイレが詰まった。インターネット広告に「料金390円から」と記載された事業者に修理をお願いしたいと電話した。作業員から連絡があり「勝手に自分で直そうとすると逆に詰まるのでしないように」と言われた。男性2人の作業員が到着し、高圧ポンプで10分程作業した。解消されないので「便器を外して排水管を確認する。3万円かかる」と言われ了承した。「長年の汚れが蓄積して詰まった。こんなにひどいのは初めてだ。通貫作業が必要で20万円前後かかる」と言われた。他の部屋の住民に迷惑をかけてはいけないと思い、了承した。さらに「詰まり再発防止のため、薬剤と特殊な機械による清掃で15万円かかる」と言われ応じた。全ての作業は30分程度で完了し、詰まりも解消したが最終的に約55万円の契約書を渡された。「現金で支払えば50万円に値引く」と言われ、少しでも安くなればという思いからATMで現金を引き出しその場で支払った。よく考えてみるとあまりに高額で納得できない。
(2021年4月受付 40歳代 女性)
その他、以下のような相談も寄せられています。
- 水漏れ修理で事前に3万円は超えないというので依頼したのに15万円請求され、水漏れも直っていなかった
- 解錠で高額請求され「個人情報を知っている」と脅されてその場で支払ってしまった
消費者へのアドバイス
修理等を依頼する前に確認・準備することは?
- インターネット上の広告の金額表示をうのみにしない
- 地元の工務店や自治体の管工事組合など信頼のおける事業者を探しておく
- 実際に水漏れなどのトラブルが起こったときを想定し初期対応について調べておく
作業に来てもらったときに気を付けることは?
- 契約を急かされる、次々と高額な作業を提案される場合などは作業を断る
作業後に高額な料金を請求された場合は?
- 料金・作業内容に納得できない場合は、その場で支払いをしない
- 事業者とトラブルになった場合は最寄りの消費生活センター等に相談を
- *消費者ホットライン「188(いやや!)」番
- 最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
国民生活センターに寄せられている情報です。皆様で共有していきましょう。